X100Fを片手に江ノ島を撮り歩いてみた
神奈川生まれ神奈川育ち・首都圏近郊をメインに写真を撮っている自分ですが、カメラ散歩の行き先として敬遠し続けていた場所がありました。その名も江ノ島。
というのもこれまで何度かカメラを持って訪れたことがあったのですが惨敗してばかりだったのでブログの記事にもせず、気づけば撮影地として苦手意識が芽生えていた始末。
しかし、だからこそ成長を実感し壁を乗り越えるチャンスということで、FUJIFILMのコンデジ・X100Fを片手に江ノ島を撮り歩いてきました。
片瀬江ノ島駅〜江ノ島大橋
今回はメイン機であるX-T3はお留守番にし、X100Fのみを持ってきました。理由はなんとなくですが江ノ島にはX100Fが合いそうだなあと思ったため。
とはいえXシリーズのミラーレス一眼と同じセンサー・プロセッサを搭載しているため画質については一切不安感はありません。コンパクトなのに頼れるカメラ、X100F。
降り立った駅は小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅。きらびやかな駅舎が目を惹きます。
ここから徒歩で江ノ島へ向かっていきます。
ながーい江ノ島大橋から見える景色は海が広がる絶景。いい天気で良かった…
江ノ島といえば夏が似合うイメージがありますが、島に向かうまでの道中である江ノ島大橋は日光に照らされた道を長い距離淡々と歩くので涼しい時期に行かれることを強くオススメします(これが江ノ島を敬遠していた理由の一つだったりする)
江の島弁財天仲見世通り〜江島神社・辺津宮
大橋を渡りきり江ノ島に上陸。
ご覧の通り、この日の江ノ島はものすごい混雑。しかし負けじと先へ進んでいきます。
江ノ島は島と名のつくものの坂道・階段が非常に多く、ハイキングに行く心構えでないと挫折してしまう道のりが多いのですが、エスカーという有料エレベーターを使えばスイスイと山頂まで行くことができます。体力に自身のない自分はエスカーを使い山頂まで目指すことにしました。
エスカーは2つの区間に分かれており、1つ目のチェックポイントとなるのが江ノ島神社・辺津宮。ここも結構な混雑で写真はあまり撮らずにお参りを済ませました。
次のエスカー乗り場に向かうまでの道中。高所から様々な絶景を見ることができます。
展望台から見た景色。X100Fの23mm(35mm換算で35mm)の画角は景色を切り取るのにぴったりで使い勝手が良いですね。
江島神社・中津宮
さて、再びエスカーに乗り上へ登っていきます。
到着したのは江島神社・中津宮。朱い拝殿がなんとも神秘的な雰囲気。
ここまで登ると、先ほどの展望台をさらに見下ろすというロケーションに。
エスカーを登りきったところで、次に目標地点としたのが江ノ島シーキャンドル。ふもとを目指して地図を見ずひたすら歩いていきます。
江ノ島ではところどころで絶品海鮮グルメをいただくことができますが、最初に食べたのがなんということか抹茶フロート。糖分補給はだいじ…
江の島サムエル・コッキング苑〜江ノ島シーキャンドル
エスカーを登りきったのでここからは自分の足で階段や坂道を登っていかねばなりません。そしてなんとかたどり着きました、江ノ島シーキャンドル!
シーキャンドルのふもと一帯は江の島サムエル・コッキング苑という庭園になっており、この日は色とりどりのキャンドルが飾られていました。
夜になると綺麗なイルミネーションになるのかなと思いつつ散策。キャンドルの缶?はとてもカラフルなので昼間でも見ていて楽しい光景でした。
キャンドルの他にも庭園内は見所たくさん。寄りで撮ったり引きで撮ったり。X100Fほんとに頼もしい…
そしてついにシーキャンドルのふもとに到着!至近距離で見てみたいという目標だったので登りませんでしたが、周囲を舐め回すようにみて回ってました。
江島神社・奥津宮〜稚児ヶ淵
次なる目的地は江の島岩屋。なのですが先にネタバレしてしまうと岩屋は混雑のため断念。しかし道中の道のりは険しくも素晴らしい景色の数々を拝むことが出来ました。
アップダウンの激しい道のり。そして横を見れば断崖絶壁。どうやってここに家を建てられたのだろうと思いはせ。
江島神社・奥津宮に到着!これにて江島神社三社のお参りを達成です!エスカー使わなかったらおそらく達成できていなかったであろう…
道を曲がると、目の前に海が広がっていた…
江ノ島の裏側あたりにある岩屋を目指して進んでいきます。
岩屋への道中は稚児ヶ淵という海食大地が広がっており磯釣りの名所なのだとか。
ついに岩屋に到着…したもののおわかりいただけただろうか、この行列でございます…
そしてここに行くまでの道のりはアップダウンが激しく、行きは下り階段・帰りは登り階段を修行のごとく歩んでいきます。エスカーやバスなどは無いので自分の足で向かう他なりません。運動不足な自分は行きの時点で足がガクガクになりました…カップルで江ノ島に行くと別れるという逸話がありますがその理由の半分くらいは岩屋への道のりのハードさで占められていると思う。
帰りの道中クタクタになってしまっていたので道中にあるレストランにて休憩。イカ焼きと釜揚げしらす(写真撮り忘れた)をいただきました。
江ノ島では生しらすが有名ですが個人的なオススメは釜揚げしらす。醤油かけて食べるとそれだけでご飯がすすむ絶品です。
下道を通り帰路へ
目的地を回りきったところで再び仲通りへ戻ります。戻るまでのルートは色々ありますが、階段の無い下道から戻るルートを選んでみました。
主要スポットはあんなに混んでいたのに下道はほとんど人にすれ違わずスイスイ進めました。穴場なのかもしれません。
下道で静寂を楽しんだのも束の間、再びにぎやかな仲通りに戻ってまいりました。
江ノ島を後にする前に食べておきたかったいも吉の紫芋ソフト。鎌倉にも店舗があるのですがこれがかなり絶品で見つけるとついつい食べてしまいます。
再びの江ノ島大橋。行きの時と比べると日が傾いてきて、また潮の量も変わり違った景色が楽しめます。
そして終着地点・片瀬江ノ島駅に到着。これにて江ノ島観光リベンジマッチは幕をおろしたのでありました。
まとめ
苦手意識のあった江ノ島でしたが、なんとか記事にできるくらいの撮れ高ができたのでリベンジマッチ成功といえるのではないでしょうか。
この散歩の相棒として選んだX100Fでしたが、23mmの画角がちょうどよく、またいざとなればデジタルテレコンでクロップもできるので不自由なく写真を楽しめました。コンパクトなので激しい移動の多い江ノ島との相性もバッチリ。 これからも積極的に持ち出していきたい一台です。
最後までご覧いただきありがとうございました!