秋の日帰り箱根写真旅
生まれも育ちも神奈川県・神奈川在住の筆者。秋の風景を撮りたい!と思いちょうど見頃の秋スポットが多いと噂の箱根へ行ってまいりました。
箱根といえば温泉というイメージを持っている自分ですが、今回は温泉旅館には行かずカメラを片手に11月半ば、日帰りで撮影スポットを巡る旅を決行しました。
仙石原すすき草原
ロマンスカーに揺られ到着した箱根。箱根は新宿駅から電車1本で玄関口である箱根湯本までアクセスできるのでけっこう気軽に来れるところがポイント。
箱根登山バスに乗り込み最初に向かったのは仙石原すすき草原。ここは例年10月中旬〜11月にかけてススキが見頃を迎えており、この時期に箱根に行くなら外せないポイントです。
あたり一面ススキで覆われているこの草原。少し坂道になっているのですがそのおかげで様々な角度からススキの表情を楽しむことができます。
ススキって結構背が高い。アイレベルで撮ると一面に広がっているダイナミックさを表現しづらいのでなかなか苦戦しました。
桃源台港〜元箱根港への船旅
さてお次に向かったのは桃源台港。箱根にある大きな湖・芦ノ湖にある港のひとつ。ここから箱根海賊船という船に乗り込み元箱根港へ向かいます。
箱根海賊船って名前なので行って帰ってくる系のアトラクションかと思ってたんですけど、しっかりとした交通インフラなんですね。
海賊船ロワイヤルIIに乗り込みいざ元箱根港へ。
11月の日差しの強い日とはいえ船上は結構寒かったです。
桃源台港からの船旅では箱根町港に途中停車します。ここでは降りずに次の停泊地である元箱根港へ。
元箱根町への船旅の最中、振り向くとそこには富士山が!近い!
そして桃源台港から乗船すること約30分、元箱根港に到着です。
次なる目的地の前にまずは腹ごしらえ。港の近くにあるお蕎麦屋さんでカレー南蛮をいただきました。写真はワカサギフライ。珍しいなと思って注文してみたのですがかなり美味しかったです。おかずというよりつまみに近い。
箱根神社
続いて向かったのが箱根神社。なのですが、次の船までの時間が迫ってきていたので駆け足での観光となりました。
箱根神社までの道のり。湖沿いはとてもよい雰囲気の景色が広がっていました。リゾート感。
箱根神社といえば湖に面したこの鳥居。自分もこの鳥居を近くで拝みたくて向かってみたのですがここで写真を撮るための列がすさまじいことになっていました。
そのため遠くからパシャり。
復路は湖沿いの遊歩道から。
戻ってきた元箱根港で撮った一枚。富士山!鳥居!海賊船!!!絵葉書構図上等だ!!
大涌谷
元箱根港から海賊船に乗り再び桃源台港へ戻ってまいりました。ここからはロープウェイやケーブルカーを乗り継いで箱根美術館を目指していきます。
しかし乗り継ぎのために途中下車した大涌谷ですさまじい光景を目の前にし思わずカメラを取り出してしまいました。
広大に広がる岩山、モクモクとあがるけむり、枯れ果て白くなった木々、まるでスターウォーズに出てきそうな異界の惑星感溢れる光景に度肝を抜かれました。
ここは活発な噴気地帯で、箱根火山でいまなお噴煙があがる地帯なのだとか。
箱根美術館
寄り道を経てたどり着きました、箱根美術館。
着いた時は閉館時間間際でしたが、ちょうど紅葉が見頃を迎えているとの情報を得たゆえに何としても行きたかった場所です。
美術館受付の建物奥にはすでに赤く色づいた木々がお目見え。これは期待できます。
入園するやいなや素晴らしい紅葉のオンパレード。ちゃんと赤くなったモミジを見るのは久しぶりかもしれません。
庭園の奥にはこれまたモミジが素晴らしい池もあります。青モミジシーズンの光景も気になってきてしまいますね。
写真マシマシでお届けしましたが、ほんとにどこを切り取っても絵になる素晴らしい庭園でした。
じつは往路でケーブルカーの出口を間違えてしまったのですが、改めてケーブルカーのホームを見るとそこにも圧巻の紅葉が。至れり尽くせりすぎる…
まとめ
箱根美術館から色々乗り継いで帰路の目的地・箱根湯本に着いた頃にはもう空は真っ暗。箱根は17時くらいを過ぎるとお店も閉まり始めて街が真っ暗になるので、写真撮影はこれにて終了。特別なライトアップが行われていない限り夜景を撮るのは難しいかもしれません。
温泉だけではない秋の箱根、想像以上に充実した日帰り旅行となりました。