秋の鎌倉を撮り歩いてみた
神奈川生まれ神奈川育ち神奈川在住の自分ですが、カメラを買ってからじっくり腰を据えて鎌倉を撮りに行ったことが無いという事実に気がつきました。ここ最近、箱根や江ノ島など神奈川の観光地メインストリームを撮り歩いていますが、実は撮りに行ったことが無かったシリーズ完結編(?)、晩秋の鎌倉ということで撮り歩いてきた写真をまとめてみます。
訪れたのは11月の最終週。先に書いておくと鎌倉の紅葉具合はスポットによってまばらですでに枯れているところもあれば緑が多いところもある、といったような感じでした。今年はスポットによっては12月中旬くらいまで紅葉が楽しめるかと思われます。
円覚寺
今回の散歩ルートですが、鎌倉駅ではなく北鎌倉駅で下車し、鎌倉駅へ向かって南下していく形で寺院巡りを行いました。
そしてまず最初に訪れたのは北鎌倉駅のすぐ目の前にそびえ立つ円覚寺。
円覚寺入り口の階段についてはすでにやや枯れ気味。とはいえ実物はかなり迫力があるので北鎌倉に着いたらまず訪れたいマストスポット。
いきなり大きな山門がそびえ立ちます。圧倒されて色んな角度からじっくり見入ってしまいました。
円覚寺は奥に向かうにつれてゆるやかな上り坂となり、その坂道が広大なスケール感を生み出しているとのこと。
猫様。お寺に住み着く猫ってなんか、いいですよねえ…
明月院
続いて訪れたのが明月院。ここは紫陽花の名所として有名ですが秋の姿もかなり見応えがありました。
まず明月院まで繋がる小道・明月院通りがとても良かったです。自分が訪れた時はちょうどイチョウの落葉シーズンだったのですが、モミジが赤く染まったらまた違った光景を楽しめそうです。
そしていざ明月院へ。
梅雨になると紫陽花が咲き誇る坂道。
ここはかの有名な「悟りの窓」。撮影するまでに行列ができておりせっかくなので並んで撮影してみました。
これトラブル起きないか大丈夫かってレベルで列が全然進まなかったのですが、丸窓の向こう側は拝観可能な庭園となっているため、皆さん窓の向こう側が無人になる瞬間を待ってシャッターを切っているという実態でありました。自分の番の時は運良く無人の瞬間を切り取ることができましたが、混雑が見込まれる時間帯になると厳しいかもしれません。
お寺のお庭はお花や小道具が凝っておりついつい立ち止まってカメラを構えてしまいます。春は桜も綺麗なのだとか。四季で訪れたいお寺ですね。
建長寺
続いて訪れたのは建長寺。鎌倉を代表する禅寺でありながらハイキングコースの入り口という一面もあったり様々な楽しみ方のあるお寺です。
総門・山門・仏殿・法堂・方丈が一直線に並ぶのが建長寺の特徴とのこと。実際に歩いてみると連続コンボを浴びるかの如く圧巻の建築を次々と拝むことができます。
そして奥まで進むと巨大な階段が。この階段の先はハイキングコースの入り口の模様。せっかくなので登れるところまで階段を登ることにしました。
するとそこには素晴らしいイチョウが。体力の限界であまり登れませんでしたが展望台もあるとのこと。鎌倉のアクティブな側面を知ることができました。
鶴岡八幡宮
お次の目的地は鶴岡八幡宮。鎌倉に来たらここは外せませんね。
建長寺からはしばらく歩きますがゆるやかな下り坂なのでそこまで苦にはなりません。北鎌倉から鎌倉駅方面に歩く散歩ルートかなりオススメです。
そして鶴岡八幡宮に到着、とはいうものの境内の奥側から入ることになるのでまず訪れたのは本宮ではなく丸山稲荷社。
本宮の奥にひっそりと立つ丸山稲荷社。見逃さないようご注意を。
そして奥側から入るということはメインの大階段をすでに登っている状態からスタートしているということ。
階段を降る時は本殿の横にあるこちらの階段から降るのがオススメ。
やや新鮮な視点で落ち着いて鑑賞することができます。
長谷寺
最後に訪れたのは長谷寺。
鎌倉駅から微妙に遠くて今まで行ったことが無かった長谷寺。初めて訪問したのですが今まで行ったことなかったのを後悔するくらい素晴らしいお寺でした。
紅葉スポットとして有名な長谷寺。高低差のあるお寺なので落葉している木もあれば緑の木もあり、長い間楽しめそうな感じです。
展望台もありました。湘南らしい住宅街越しの海を一望できます。さわやか。
卍池。引きの写真を撮り忘れたのですが本当に池が卍の形をしています。
そして一番インパクトを受けたのが千体地蔵。ちっちゃいお地蔵さんがズラッとならぶその光景はまじまじと見入ってしまうほどの迫力。これ千体以上いるんじゃなかろうか。
このご時世のためか名物の和み地蔵もマスク仕様に。マスク越しとはいえやさしさが伝るすてきな表情。
江ノ電に乗り、鎌倉旅終了
鎌倉の寺院はどれもスケールが大きく圧巻されました。そして装飾の随所に遊び心を感じられ訪れるたびに新たな発見がありそうです。
生まれて初めて鎌倉を訪れたのは大河ドラマ義経ブームの時に親に連れられて。それからかなり時が経ちましたがなんと2022年の大河ドラマは再び鎌倉時代とのこと。久々に見てみようかな。