埼玉の地下神殿に行ってきた話
東映特撮にハマってからさまざまなロケ地を巡ってきた筆者。今回訪れたのは埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路。「地下神殿」の異名でご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
仮面ライダーでは印象的なバトルシーンのロケ地として様々な名勝負が繰り広げられた場所ですが、見学ツアーが行われていることを知り参加してきましたのでまとめてみました。
首都圏外郭放水路とは
そもそもなぜ埼玉県に地下神殿があるのか・この施設はなんなのかというと、神殿ではなく洪水などの水害に備えて作られたいわゆる治水施設で、近隣の河川に水が溢れそうな時に一時的に水を貯めておくための施設だそう。
このような施設は世界でも珍しく、広大な地下空間に巨大な柱が立て並ぶ光景から地下神殿との異名で知られています。
詳しいメカニズムや役割については見学ツアーで説明してもらえるほか、併設されている「龍Q館」というミュージアムでも解説を聞くことができます。
見学ツアー予約と準備
見学ツアーに参加するには事前に公式サイトから予約をしておく必要があります。
コースは3つのコースがありますが自分が参加したのは地下神殿見学のみとなる「地下神殿コース」です。ただ、後述もしますが第1立坑もっと観たかったなあ…と思ったので時間に余裕のある方は「第1立坑コース」に参加されることをオススメします。
いざ、地下神殿へ
迎えた当日、手続きを済ませていざツアーに参加。
解説を聞いた後は早速地下神殿へ向かうのですが、かなりの量の階段を上り下りするのでスニーカーなど歩きやすい靴で参加しましょう。
そして階段を下りきり、ついに地下神殿へ到着…!
そこに広がるのはまさに「地下神殿」の異名通りの神秘的な空間。
高さは約18mの柱がズラッと59本並んでいます。実物を見るとかなりの迫力でカメラもいいけど圧倒さを肉眼で脳裏に焼き付けたくなります。
柱は実は円柱ではなく平たい形をしているのでモノリスがいっぱい並んでいるようにも見えます。
この大きな円柱状の空間は「第1立坑」という水が流れ込んでくる流水施設です。イブキさんが巨大ナマズと戦ってたところはここ。
「地下神殿コース」ではここまでしか近寄ることができないので、もっと近くで拝みたい場合は「第1立坑コース」に参加する必要があります。
写真ではいまいち伝わり切れていないのですが、この立坑は遠くからみただけでも迫力がすごく、もっと色んな角度で観たいという気持ちになったので、機会があれば今度は「第1立坑コース」でまた参加したいと思いました。
まとめ
カメラファンの観点では噂の地下神殿を自分のカメラに収められたことが嬉しく、特撮ファンの視点ではあの最終回のシーンと同じ場所に立ってるという感動で胸がいっぱいになり、また一般観光客の視点では解説や展示で知った首都圏の地形と水が流れるまでのメカニズムなどが興味深くて楽しかったです。
つまりどなたにもオススメできる施設なので、気になった方はぜひツアーにご参加を!