X100Fを購入して2年経ったので魅力を語ってみました
FUJIFILMのコンパクトカメラ「X100F」を購入して早2年が経ちました。
とても気に入っているカメラなので今回はその魅力を布教していきたいと思います。
X100Fとは?
冒頭にあるとおり、X100FはFUJIFILMが発売しているコンパクトカメラ。レンズ交換のできないカメラでいわゆるコンデジというやつです。
しかしコンデジといえどあなどることなかれ。X100FはAPS-Cセンサーを搭載しており、画像処理エンジンもX-TransのためFUJIFILMのXシリーズ ミラーレス一眼カメラと遜色のない画質で写真を撮ることができます。
レンズは23mm f2(35mm判換算で35mm)の単焦点レンズで、やや広角気味な標準域。後述しますがこの焦点距離がとても使いやすく、さらに「ちょっとズームしたいな」という場合はデジタルテレコンという機能で35mm判換算で50mm、70mmの焦点距離にトリミングしながら写真を撮ることもできます。
現在は後継記 X100V が登場しており、こちらは開放からシャープな新レンズ・防塵防滴などより使いやすいアップデートが施されています。
しかし筆者は「旧レンズを使いたい」「十字キーがある」などの理由からあえてX100Fを購入しました。詳しい経緯は下記の記事で語っています。
X100Fの好きなところ&オススメポイント
さてここから本題。今や筆者のカメラライフに欠かせないカメラとなったX100Fの魅力を語っていきます。
先にまとめておくと、X100シリーズはこんな人にぜひ使ってほしいカメラです。
- カメラを持っているけど持ち出さなくなってきた人
- スマホで写真を撮るのはちょっと軽すぎるなと思っている人
どこにでも持っていける・いつでも撮れる
カメラは持ち出そうと思えばいつでも持ち出せますが、いざカメラを持ち始めてしばらく経ってみると「撮るぞ!」と気合を入れている日にしか持ち出さなくなるという方が多いのではないでしょうか。そして素敵な光景に巡り会えた日に限ってカメラ持ってないなんてことも…(筆者の経験)
X100Fはお財布ほどの大きさで、重さは469gとだいたいペットボトル1本分くらい。カバンの空いたスペースにスッと入るサイズ感なので「とりあえず持って行くか」という軽い気持ちで持ち出すことができます。
また、付いているレンズが23mmの単焦点という万能な画角なので、電源を付けてサッと構えてすぐ撮ることができます。ズームレンズだと焦点距離を決めるというステップが挟まるのですがX100Fは必要だったら足を動かすだけです。
軽すぎない撮影体験
しかしスマホのカメラが進歩した今、綺麗な景色を見てもスマホでサッと撮れるしスマホこそが「いつでも持っていけるカメラ」と言うにふさわしい、上の文章書きながらそう思いました←
が、それでも筆者はただ「写真を撮る」だけではなく「カメラを構えてファインダーを覗き写真を撮ってレタッチをして作品を仕上げる」というトータルな体験が好きな人間で、X100Fはその体験が「いつでもどこでも持ち出せる」という点に魅力を感じています。APS-Cなのにコンパクト・コンデジなのにファインダーを覗いて写真が撮れる。
もし「サブ機はスマホを使っていたけど、ちょっと軽すぎるからやっぱりカメラが欲しい」なんて人にはピンポイントでオススメな1台です。
23mmという使いやすい画角
X100Fは23mm(35mm判換算で35mm)の単焦点レンズのカメラです。この23mmという画角は自分にとって被写体が漠然としすぎず、屋外のスナップや風景写真であれば狭さを感じることもないちょうどいい画角だなと思っています。23mmが好きになった理由の大半を占めるカメラです。
メイン機にもなる画質の良さ
冒頭にも書いてある通り、X100Fはレンズ交換のできないいわゆるコンデジですが、APS-Cセンサーが搭載されレンズは専用設計の 23mm f2 単焦点レンズが付いており、FUJIFILM のXシリーズミラーレス一眼カメラと遜色ない画質で写真が撮れます。サブ機で買ったのにメインも張れるポテンシャルのあるカメラです。
ゆえにサブ機だけど画質には妥協したくないという方には強くオススメできるカメラ。撮ってる最中に「画質が微妙…」という余計な心配をせずに撮影に没頭できます。
実際に筆者はX100Fよりセンサーが1世代進化している X-T3 をメインに使っているのですが、世代差による画質の違いはほぼ感じてません。AFは流石にX-T3のほうが速いですが…!
撮ってて楽しい
色々語りましたが最大の魅力はやっぱりこれ。X100Fで写真を撮るのはすごく楽しい。その理由は上記の通り使いやすい焦点距離とか軽量コンパクトなのにファインダーが付いてるとかフィルムシミュレーションが楽しいとか、さまざまな要素があると思いますがそれらが絶妙に交わって「X100Fで写真を撮る」というこのカメラでしか体験できない唯一無二の楽しさがあるのだと思います。この体験は唯一無二です、大事なことなので2回言いましたよ!
持ち出す度にカメラ買ったばかりの何を撮るのも楽しかったあの頃を思い出させてくれる、そんな1台です。
気になる方は東京・大阪の FUJIFILM Imaging Plaza でレンタルができますので、ぜひフィールドワークでお試しあれ。使ってこそ魅力を実感できるカメラです。
愛用してるX100Fの紹介
X100シリーズといえばそのおしゃれなルックスからストラップやフードなどのカスタマイズにこだわる方が多く、各々のマイX100を所有するのも楽しみの1つ。ゆえに持ち主の趣味がよく現れるカメラなのではないでしょうか。
というわけで自分の愛用しているX100Fのカスタマイズを紹介。書いてて思ったけど結構質素です…
ストラップ
実は最初についてきた純正のストラップをいまだに愛用しています。
しかしながらFUJIFILMの純正ストラップはオシャレで、カメラの世界観を尊重するような本革風なストラップ。
カメラについてくる純正ストラップといえばメーカー名がでっかく書かれたカラフルなものが多いですが、FUJIFILMはX100Fに限らずこのようなシックなデザインを全体的に採用しておりXシリーズのカメラを初めて手にした時にはびっくりしたものです。
とはいえ丸紐とかかさばらないものに変えたいと思っている今日この頃。しかし大きな不満もないためダラダラと今日を迎えております…
レンズフード
純正の LH-X100 を愛用しています。すごく悩んだのですが迷った結果、フィルターを付けられる点とサードパーティの円形フードよりコンパクトでスタイリッシュという2点が決め手となり純正を選択。これに至った詳しい経緯は別途記事にしてあるので気になった方はどうぞ。
フィルター
ブラックミストNo.5 というソフトフィルターを基本的につけっぱなしにしています。これのおかげで朝や夕方の光が優しい感じに写るので気に入っています。
また、レンズフィルターの装着に伴い付属のキャップが使えなくなったので、追加で49mmのレンズキャップを購入して装着しています。
まとめ
たくさん書きましたが筆者にとってこのカメラは総じて「使ってて楽しい」に尽きる一台です。このカメラで写真を撮るのが楽しくて、いつでも持ち出せて、今ではカメラライフに欠かせない1台となりました。
これからの人生にもまだまだ長く付き合っていくであろうカメラなので、大事にガシガシ使っていこうと思います。