2020年の写真を振り返ってみた
2020年も残すところあとわずか。このブログは2017年の大晦日に立ち上げたので年越しと共に4年目を迎えようとしています。
2020年に投稿した記事総数は当ブログ過去最多の34件!
今年は多難な一年となりましたが、ゆえに自宅で写真を振り返ることに多くの時間を割くことになり、レタッチの見つめ直しや機材の感想など撮影記以外の記事も多数投稿するようになったのが過去最多投稿数の理由かもしれません。
そして去年に引き続き、2020年も撮った写真からお気に入りを厳選して1年を振り返ってみました。
冬・兵庫旅行
年明け最初の撮影は兵庫県から。淡路島や姫路城、神戸を巡る2泊3日の旅行に行ってきました。
姫路城や甲子園球場など写真やテレビでみたことのある光景でも実際に見ると段違いにすごい感動が押し寄せてきます。そして兵庫で食べたグルメはとても美味しかったです。
初春・神奈川スナップ
2月末にX100Fを購入し迎えた春でしたがコロナ禍により外出は自粛期間に突入。
引きこもりのお供に平成仮面ライダーをひたすら鑑賞する日々が続いていましたが健康が気になり散歩はちょくちょく出かけてました。散歩ついでにX100Fで撮った写真や大倉山公園で撮った梅などをまとめてみました。
見事に花ばかりになった…春らしいといえばそうかも…?
夏・しながわ水族館
今年の夏はウイルス以前に暑すぎて外出する気が全く失せる猛暑でした。ブログの更新回数も全然無いですね。
夏あたりからさまざまな施設が縮小ながらも運営再開されていく中、訪れたのはしながわ水族館。駅から水族館までの道のりで暑すぎて死にそうになったのは内緒。
秋・東京スナップ
そして月日は過ぎ情勢的にも気温的にも外出できそうな感じになってきた9月下旬頃、溜まっていた写欲を爆発させるが如く近場から撮影を再開しました。
引きこもってた期間中、ひたすら他の人の写真と特撮を見続けた影響か、自分の写真のレタッチも見直すことに。そのおかげかこのあたりから少しながら作風に統一感や落ち着きが出はじめたかなと思っています。
そんな爆発の秋、まずは東京都内で撮り歩いた写真のうちお気に入りのものをまとめました。
平日の昼間にお台場から国際展示場まで撮り歩いた思い出。楽しかった…
話題のスポットSHIBUYA SKY。屋外テラスはカオスでしたが屋内の展望室は落ち着いて写真も撮りやすい雰囲気でした。
丸の内でレンタルしたXF56mm F1.2 R APD、見事に購入に至りました。 いと恐ろしきFUJIFILM Imaging Plazaよ。
首都圏に住んでるし一度は行ってみたほうがよいかな思って突撃した神宮外苑のイチョウ並木。来年以降はもういいかな…
正直なところ神宮外苑よりその道中で見た千駄ヶ谷周辺のイチョウ並木のほうが個人的には好みでした。綺麗なイチョウが佇む中で日常生活を営む光景が季節の移ろいの風情を感じて好きだなあと。
外苑からの内苑参拝。明治神宮御苑は桜シーズンにも行ってみたい。
そしてもはや冬となった12月、念願のXF56mm F1.2 R APDを購入し都内に行く用事のついでに試し撮り。このレンズの力を引き出せるようになりたい…
秋・宮城旅行
今年の秋の一大イベントとなったのが宮城旅行。人生初の東北。年始の兵庫ぶりとなる久々の旅行にテンションアゲアゲでした。
鳴子峡や仙台市内など主要なスポットを巡りましたが特に印象に残っているのが松島。渋みのある寺院がコンパクトにまとまっておりグルメも美味しいという至れり尽くせりぶりに感動しました。
秋・神奈川小旅行
泊まりを含んだ大型旅行はなかなか行けませんでしたがその代わりに地元神奈川にフォーカスし、カメラを買ってから行ったことのなかった場所へと日帰り小旅行を数回決行しました。
第1弾としてX100F片手に訪れたのは江ノ島。何回か訪れたことのある場所でしたが今回初めてエスカーを使って島の頂上まで行ってみました。そこでは爽やかなオシャレさが漂う”湘南”というイメージ通りの景色が広がっていました。それまで江ノ島といえば中通りの出店街でタコせんべい食べたら撤収する場所というイメージだったという…
第2弾は箱根。ちょうど鎌倉美術館の紅葉シーズンに訪れることができ、素晴らしいモミジの木々を拝むことができました。
第3弾は鎌倉。北鎌倉から長谷寺までのコースで神社仏閣巡りを行いました。長谷寺には初めて訪れましたが広い境内の中に見所が満載。鎌倉に訪れたら是非行ってみてほしい寺院です。
秋・横浜スナップ
去年に引き続き今年も何度か訪れた横浜港周辺のエリア。自分は特に日本大通りがお気に入りで何度か訪れては同じような構図を撮り続けているという…でもここで撮った写真はお気に入りのものばかりです。
上の一枚だけ夏に撮った写真です。イチョウの気がまだ青い。
冬・埼玉小旅行
12月のとある休日に車を走らせ向かった埼玉県。埼玉県には特撮ファンゆかりの地が多数あり是非とも実際に拝みたい絶景も多数あるのですが、その中でもまず訪れたのが例のダムこと秩父の浦山ダム。
大好きな作品のロケ地に実際に足を踏みれるというのは言葉では表現しきれない感動があります。
次に向かったのは川越の小江戸エリア。江戸時代を感じる蔵造りの建物がズラッと並んでおり、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえました。そして美味しいグルメも味わえました。
2021年もよろしくお願いします!
去年の振り返り記事には「来年はボケを生かした写真を撮りたい」と綴っておりましたが2020年は大三元レンズとF1.2大口径単焦点を買うというまさかのエンディングを迎えてしまいある意味ではフラグ回収に成功してしまいました。機材が生かせているかは別の問題ということで。
そして今年の写真含め今まで撮った写真を改めて振り返ってみると、せっかくいいロケーションへ写真を撮りに行ったにもかかわらず漠然と全景を収める観光記録写真が多くて勿体無いなという反省点が見えてきました。
とはいえ観光記録写真は見直した時に思い出に浸ることができるのでこれはこれで続けて行きたいなと。ということで2021年は"観光写真と作品写真の両立"を目標に頑張っていきたいと思います。
そして来年もマイペースに更新していければと思いますので何卒よろしくお願いします。最後まで読んでいただきありがとうございました m(_ _)m
浦山ダムと川越・小江戸へ行ってきました
12月のとある週末、車を走らせ埼玉県の浦山ダムと川越・小江戸へカメラを片手に行ってきました。
持っていったカメラ機材は X-T3、XF10-24mm F4、XF56mm F1.2 APD 、X100F と当社比でやや尖った構成です。
浦山ダム
最初に向かったのは特撮ファンには「いつものダム」でおなじみの秩父にある浦山ダム。今年の8月に最終回を迎えた仮面ライダーゼロワンでは敵アジトへの入り口として度々登場し印象に残りました。
自分は時間を持て余していた春先に平成仮面ライダーシリーズを一気見してどハマりし、東京タワー周辺や晴海埠頭など都内にある聖地をちょくちょく巡礼していたのですがついにここまで来てしまいました。というわけで今回の旅は聖地巡礼なのでございます。
ここでは広大なダムの景色を収めるべく X-T3 と XF10-24mm F4 を片手に観光しました。
駐車場から見えるダムの姿に「ついにここまで来たのか」と気分が高まります。
そしてこの天端。劇中でここを舞台に繰り広げられた様々なドラマが脳裏に蘇り感慨に浸ります。
ダムの貯水池はエメラルドグリーン色に輝いていました。
エレベーターを下ると下流の駐車場に行くこともできます。下から見上げるダムもすごい迫力。圧倒されたせいかちょっと見切れてしまいました。
ダムといえばダムカレー!ということで浦山ダムのダムカレーをいただきました。カツやご飯で浦山ダムが表現されています。味はとても美味しく、舌触りは甘めですが後味に辛さが残る感じのカレーでした。
食堂ではダムを眺めながらご飯をいただけます。なんて贅沢なひととき…
ダムカードを入手し浦山ダムをあとにしました。大好きな作品のロケ地に実際に足を踏みれるというのは言葉では表現しきれない感動がありますね。
川越・小江戸
続いて向かったのが川越・小江戸。カメラ機材はX100FとXF56mm F1.2に持ち替え。
ここは江戸時代を感じる蔵造りの建物がズラッと並ぶ町とのこと。実際に訪れるとそこにはタイムスリップしたかのような気分を味わえる建物が立ち並んでいました。
こんな感じの建物が並ぶ道がズラッと続いています。ひとつひとつの建物は出店になっていてそこら中でお腹が空くようないい香りであふれています。自分も気づいたら焼き鳥や抹茶をつまんだりお徳用さつまいもチップ買ったりしていました。
小江戸エリアから少し歩いて向かったのは川越氷川神社。ここには縁結びの神様が祀られているとのことです。
境内を散策しているとなにやら不思議な鯛が…
これは「あい鯛みくじ」という、釣竿を使って鯛の形をしたおみくじを釣るというユニークなおみくじでした。
氷川神社から再び小江戸エリアに向かう途中で遭遇したこちらの建物、仮面ライダー電王に出てくる喫茶店の外観として使われていた場所なのだそうで、再び聖地巡礼スイッチが入ります(?)
小江戸エリアには様々な名前の通りがありますが、この鐘つき通りも実は仮面ライダーカブトで登場したことのある場所でした。
江戸情緒を感じながらも様々な一面が楽しめる景色にシャッターが止まりません。
蓮馨寺をお参りした後、暗くなってきたのでこれにて撤収。
計画当初は少し車を走らせて行ってみるかくらいの気持ちだったのですが、想像以上に濃厚な1日となりました。
今回は周りきれませんでしたが、埼玉県には他にも地下神殿やさいたまスーパーアリーナなど特撮ファンにはおなじみの聖地がたくさんありますので、またどこかの休日に車を走らせて行ってみたいと思います。
2020年に買ったカメラ機材と今後欲しい機材を書き出してみた
生活様式にさまざま変化があった2020年。引きこもった故に貯まった貯金で気づけばカメラ関係の機材を3つ購入してしまいました。
年末の振り返りということでFUJIFILM Xマウントを愛用している筆者が今年買った機材たちと今後欲しい機材を綴っていきます。
今年買ったもの
X100F
世に後継機X100Vが出回って早々に購入したX100F。操作性とレンズの描写がこちらの方が好みだったので型落ちを選ぶことに。
レンズ交換のできないいわゆるコンデジですが、FUJIFILMのXシリーズミラーレス一眼と同じセンサー・プロセッサを搭載しているので画質には心配が要りません。
また、23mm(35mm判換算で35mm)の画角が使いやすく、いざという時はデジタルテレコンもあるのでとりあえずこれ1台持ち出せばなんとかなるようなポテンシャルを秘めています。
これからも長く付き添っていくであろうカメラです。
XF16-55mm F2.8 R WR OIS
FUJIFILMのカメラを使い始めてから3年が経ち、ついに手をだしてしまった大三元ズームレンズ。
16mmスタート・防塵防滴・全域F2.8の明るさなど、これまで愛用していた標準ズーム XF18-55mm F2.8-4 の弱点を克服しており痒いところに手が届く1本。
しかしコンパクトさは犠牲になりました。そのあたりはX100Fに任せましょう。
XF56mm F1.2 R APD
年末に駆け込みで購入したのがこちら、XF56mm F1.2 R APDです。
FUJIFILMの56mm F1.2は無印とAPDの2種類が販売されていますが自分が選んだのはAPDです。AFは遅いしお値段も張りますがそれ以上に得られる唯一無二の描写力に惹かれて購入に至りました。
我が軍初となる単焦点レンズ。すでに単焦点ならではの描写のキレや美しいボケに魅了されているのでここからまた新たなる沼が始まる予感に震えています。
今後欲しいもの
ボディ内手ぶれ補正付きのカメラ
自分は現在Xマウントの母艦としてX-T3を愛用しています。この機種にはボディ内手ぶれ補正は搭載されていません。
今年買ったレンズは手振れ補正の無い重量級レンズたち。となると次に優先して揃えるべきなのはボディ内手振れ補正が搭載されたカメラなのかなと。今の所は手ぶれ補正が無くても問題なくやっていけてますが、それでも快適に撮影するためにはあった方が良いのも事実。
FUJIFILMからはX-T4、X-S10など続々と手振れ補正搭載のボディが発表されていますが、いまのところこの2機種はしっくりきていなくて、ボディの新調については来るべきX-T5、X-Pro4次第かなという気がしています。次世代センサーかつX-T3にそのままボディ内手ぶれ補正載せたような機種を出してはくれんかねFUJIFILMさん。
XF70-300mm F4-5.6
秋のXサミットで開発発表された望遠レンズ XF70-300mm F4-5.6 。発売は2021年を予定しているとのこと。
自分は現在 XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II という望遠レンズを愛用しているのですが、扱いが雑なのかボロボロになってきてしまっているのと、もうワンランク上の画質が欲しいと思い発売されたら是非購入したいと考えているレンズです。
そしてこのレンズ、テレコンが使えるらしいんですよね。ロマンがすごい。自分がよく通っているディズニーシーの海上ショーだと230mm(35mm判換算で345mm)でも足りない場面が多々あるので買うとしたらテレコンと一緒に揃えたいなと思います。
まとめ
振り返ってみると自分のカメラシステムは結構揃ってきていて、今後は買い足しというより買い替えのフェーズに入っていくのかな思ったり。
とはいえ近年のカメラ業界は暗めのニュースが多いので、欲しいと思ったものは積極的に買ってお布施してきたいところです。
最後まで読んでいただきありがとうございました m(_ _)m
自分のカメラリュック遍歴を振り返ってみた
カメラ界にはレンズ沼・フィルム沼など様々な沼が存在していると言われています。その中でも自分はカメラバッグ沼というものに片足突っ込んでるのではないかと思い始めた今日この頃。先日気づいたら史上4個目のカメラリュックをポチってしまいました。
さすがにこのままズルズル買い続けていたらまずいのではと思い、今回は思考を整理すべく自分のこれまでのカメラリュック遍歴をつらつらと振り返ってみました。
前提
本題に入る前にいくつか前置きを。
カメラバッグは使う人の機材や撮影スタイルによって向き不向きがあり、またバッグをファッションアイテムの1つとして捉えるなら服装やスタイルによっても好みが分かれてくるものだと思います。
この記事では下記のような機材を愛用している筆者のカメラバッグの好みや遍歴について主観のもと書かせていただいておりますのでご了承くださいませ。
愛用カメラ機材
レンズ
- XF16-55mm F2.8 R WR OIS
- XF10-24mm F4 R OIS
- XF50-230mm F4-6.3 OIS II
- XF56mm F1.2 R APD
機材はAPS-Cのミラーレス一眼でレンズはやや大きめのズームレンズがメイン。全て持ち歩くことはほぼ無く、この中から X-T3 & レンズ1~2本 または X100F & X-T3 & レンズ1本を選んで持って行ってます。
撮影地は街中や人が多い観光地がメインです。
また荷物が少ないちょっとした散歩ではPeak DesignのEveryday Slingを使っており、旅行や荷物の多い外出ではカメラリュックを持ち出す、といったような使い分けをしています。
そのためリュックを使う時はカメラ以外の荷物が多い時になります。
そしてショルダーバッグは1年前にEveryday Slingを購入してからずっと愛用しており沼を卒業済み(?)なので今回はカメラリュックに絞って書いてみました。
これまで買ったカメラリュックたち
自分がこれまで買ってきたカメラリュックは以下の4つ。上から買った順に並べています。
- ELLECOM offtoco スタンダード
- Endurance Ext
- Peak Design Everyday Totepack
- WANDRD PRVKE 21
そのうち現在所有しているのは下の2つ「Everyday Totepack」と「PRVKE 21」です。
ここからはそれぞれのリュックについて主観とはなりますが「良かった点」と「気になった点」を交えながら振り返ってみました。
ELLECOM offtoco スタンダード
自分が初めて購入したカメラ用リュックがこちら。エレコムさんのofftocoというカメラリュックのスタンダードモデル。サイズはMサイズです。
ほぼ毎年モデルチェンジがされているみたいですが自分が購入したのは初代2016年バージョン。
画像引用元:https://www.elecom.co.jp/pickup/off-toco/product/backpack-2-style-camera/
上下2気室構造で下室はカメラボックスとして機材を収納できる他、カメラボックスは引き出し式なのでレンズが取り出しやすい作りとなっております。
カメラとそれ以外の持ち物を一緒に持ち歩くのに使いやすく、またデザインもカメラバックとは一目ではわからないシンプルさが気に入り購入に至りました。また価格も安く入手しやすいです。
画像引用元:https://www.elecom.co.jp/pickup/off-toco/product/backpack-2-style-camera/
コンパクトで軽量にもかかわずPC収納用ポケットがあるのが地味にありがたく、撮影時以外も普段用のリュックとしても重用していました。そのためか1年くらいでメインのファスナーが壊れてしまい次のバックをを購入することに。
大変気に入っておりましたがもう一度このバックを買い直したいかというとそれはNOで、理由は他のバッグも使ってみたい!という点ももちろんありますが、モデルチェンジに伴って重量が増えてきておりサイズも大きくなっているのが気になってしまって。個人的にofftocoシリーズはコンパクトで取り回しがしやすい点が魅力だと思っているので…
買い直すとしたら重さが1,000gを切っていて初代より細かな点で改良がされている2017年モデルかなあと思ったり。
また、撥水加工はされていますが長時間の雨に耐えうるものではなかったので、雨の中の撮影に使いたい場合はレインカバーを買っておく必要があるかと思います。
良かった点
- コンパクトで取り回ししやすい
- 価格が安い
- 重量が軽い
気になった点
- 防滴性能は控えめ
- モデルチェンジに伴い重量が重くなってきている
Endurance Ext
2つ目に買ったカメラリュックがこちら。Endurance Extというバッグ。
offtoco同様、こちらも見た目がカメラバッグっぽくない点が気に入り購入に至りました。カラーや素材も様々な種類が展開されているので気にったモデルがきっと見つかるはず。
そしてこのリュックの魅力はなんといっても収納力。
上下2気室構造になっており、下室はカメラボックス、上室はそれ以外の荷物を入れることができます。offtocoを使っていたことによりこの構造のありがたみを身をもって体感したのでバッグ選びで譲れないポイントの1つでした。
さらにEndurance Extは上室がロールトップになっているので必要に応じて容量を増やすことができ、使わない時はコンパクトにまとめておくことができます。
また片サイドに三脚が取り付けられるポケットがあり、三脚を使わない時はドリンクホルダーにできたりなかなか便利。もう片サイドは取り出し口になっており、下部室の機材はそこからもアクセスが可能です。
ショルダーベルトや背中のクッションもしっかりしており、機材や2泊分の旅行道具を詰めた状態で長時間歩いていても全然疲れません。チェストベルトを留めるとさらに重量が軽く感じられました。
そんな細部までこだわりを感じるEndurance Extでしたが気になる点が2つ。1つ目は自分の機材とサイズ感が合っていなかったという点。
開発インタビューを読むとこのリュックはフルサイズ一眼レフボディ&大三元レンズ3本が収まるように設計されているとのこと。
撮影時にフルサイズ一眼レフと比べて小型であるAPS-Cミラーレス用レンズ1~2本程度しか持ち歩かない自分にとっては下室がいつもスカスカになってしまいオーバースペックな状態でした。機材が少ない時用に使っているエブリデイスリングとの相性も良いと言えるのですが、どうしてもかさばってしまうシーンのほうが多くうまく使いこなせていないと思ったので手放すことに。
もう1つが立ちながらのレンズ交換が難しいという点。サイドに取り出し口が付いておりボディはすぐ取り出せるのですが、下部室に収納しているその他機材を取り出すには外側に開くファスナーを開ける必要があります。そのため交換レンズを取り出す時はリュックを降ろさないと上手く取り出せないのが気になってしまいました。このあたりは撮影スタイルの向き不向きがあるかもしれません。
良かった点
- 収納力が高い
- 長時間背負ってても疲れにくいクッション性
- 三脚が取り付けられる
気になった点
- APS-Cミラーレスではオーバースペック気味
- 立ったままのレンズ交換が難しい
Peak Design Everyday Totepack
エブリデイスリングの使い勝手の良さに触れてからピークデザインの沼にはまりそうになっていた自分。そして手を出してしまったのがこのEveryday Totepack。こちらは現在も愛用中のバッグの1つ。
名前の通り手持ちのトートバックとして使えるバッグなのですが、付属のショルダーベルトを装着することでリュックとしても使うことができます。自分はもっぱらリュックとして使ってます。
取り出し口は上部の他にも両サイドに大きなファスナーが付いているため、上の画像のようにリュックを横にすれば簡単に荷物を取り出すことができます。
ピークデザインのカメラリュックといえば Everyday Backpack が有名でそちらの方がカメラバッグとして向いている造りになっているかと思いますが、Endurance Ext を経た自分はとにかくスリムなバッグが欲しいと思っていたので Everyday totepack を購入。そのスリムさのおかげで電車移動の際もかさばらず、ミラーレス一眼にフィットするサイズ感です。また見た目もこちらの方が好みでした。
また、リュック内の仕切りが自由に組み立てられるのも大きな魅力で、機材の量に合わせて仕切り組み立てることで無駄なスペースが少ないパッキングが可能となります。
ちなみに自分は普段こんな感じにセパレートしています。大きく分けて上下に2つ、下室にカメラ機材、上室にその他の荷物を入れています。これがとても使いやすく、スムーズなレンズ交換が可能です。
しかしこちらも使い込むにつれて少しづつ気になってしまう部分も見えてきまして、1つ目はクッション性が心もとないという点。これはトートバッグと2wayで使えるバッグという点では仕方ない部分なのかもしれませんが、背中にクッションが無くショルダーベルトも薄いため重い荷物を入れて長時間背負っていると体がバキバキになります。クッション性を求めるならやはり Everyday Backpack に軍配が上がるかと思われます。
そしてもう1つが意外と物が入らないという点。ピークデザインのエブリデイシリーズのバッグは固めの布素材でできているため、型崩れしにくく自立できる、かつ機材保護の観点ではメリットとなりますが、見た目以上に物を入れづらいというのが正直なところ。自分の仕切りの使い方だと上室にフリースの上着を入れたらもうパンパンになります。かさばる物を持ち歩く時は専用のベルトで外側に巻きつける必要がありそうです。
良かった点
- カメラリュックとして使えるのにスリムでかさばりにくい
- 自由度の高いパッキングが可能
- 立ったままのレンズ交換がスムーズにできる
気になった点
- クッション性があまり良くない
- 容量は見た目より少なめ
WANDRD PRVKE 21
こちらは先日購入したばかりのリュック、PRVKE 21。このリュックは別売りの専用カメラキューブを使うことでカメラバッグにすることができます。
シンプルかつカメラバッグには見えないデザインがグッドで前々から気になっていたリュックなのですが、スタイリッシュすぎて自分には似合わないかな思って敬遠していました。
しかし新発売の限定色・GOBI TAN(白に近いベージュ)が既存のカラーと比べて柔らかい雰囲気でこれならいけるかもと思ったのと、ブラックフライデーセールに後押しされ公式サイトから個人輸入で購入。
ロールトップ構造かつバッグ全体が(Everyday totepackと比べて)柔軟性のある布でできているので、荷物が色々と入りそうです。
ロールトップ、片サイドにカメラ取り出し口、三脚ポケット付きとEndurance Extと似た雰囲気のリュックですが大きな違いがこちらは背面が開くというところ。
専用ストラップを装着すればリュック内を作業スペースにしつつ、立ったままレンズ交換をすることができます。
少し使ってみた感想ですが、Everyday totepackの気になる点はこのバッグを使うことで解消できた気がしています。クッション性や容量はPRVKE 21のほうが断然よかったです。また三脚を取り付けられるのも良いですね、
しかし取り回しのしやすさはEveryday totepackの方が強いといった印象。あのスリムさとシンプルな構造ゆえの使いやすさは唯一無二なのかも。またリュック本体の重量がけっこう重たいので、もしかしたらカメラボックスは別メーカー軽量コンパクトなタイプを探して使うことになるかもしれません。背負ってるときは気にならないですが持ち上げる時とかちょっとつらい。
とはいえ、見た目もとても気に入っているのでしばらくはこのリュックを使い込んでみようと思います。
まとめ・使い分け
4つ目のカメラリュックの購入に至ってようやく気づいたのが1つのカメラリュックで全ての要望を満たすのには無理があるのでは無いかという点。
カメラバッグはリュックとショルダーを使い分けるべきだとは早々に思っていたのですが、同じリュック内においても同様の言えたと気づくべきだった。
よってしばらくはこんな感じでカメラバッグを使い分けていこうと思います、どん。
- カメラ1個持っての外出、旅行のサブバッグ→ Everyday Sling
- 荷物が少し多めの近場の外出 → Everyday totepack
- 三脚を持ち歩く時、レンズ3本持ち歩く時、旅行 → PRVKE 21
これにて一通りの悩みが解決できた気がします。あとはひたすら写真を撮るのみですね。
いつも以上に誰得な記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました m(_ _)m
XF56mmF1.2 R APD を購入したので試し撮りをしてきた話
レンズ沼のみなさんこんにちは。
この度ついに XF56mm F1.2 R APD を購入しました。
FUJIFILMの56mm F1.2は無印とAPDの2種類が販売されていますが自分が選んだのはよりドロっとしったボケが楽しめる APD の方です。
先日東京駅のFUJIFILM Imaging Prazaでレンタルし描写力に圧倒され、どうせいつか買うから買えるときに早めに買っとこうと購入に踏み切りました。いまのところFUJIFILM Imaging Plazaでレンタルした商品の購入率が100%という…(丸の内という撮れ高が約束された悪魔的な立地よ…)
今回は試運転ということでコツコツと撮り集めていた写真たちをまとめてみました。
ちなみに丸の内でレンタルしてきた時の記事はこちら。
二子玉川公園
初陣は二子玉川公園。とある用事のついでに立ち寄ったのですがちょうど夕暮れ時のボーナスタイムでした。
記念すべきファーストショットはまさかのF8まで絞って撮った遠景シルエット写真。
APDを生かせているかといったらNOなのですが56mmは少し離れたところの景色を切り取るのにちょうどいいのでパンフォーカスでも使いやすい画角だなと思います。広めの道路の向かい側とか。
とはいえ試運転なのでボケが活かせる写真を必死に撮り歩きます。
丸の内で借りた時も思いましたが近くの被写体に対してはAFが迷いがち。点光源のボケがちょっと四角いのは角型フードを無理やり使ってる影響かもしれません。
ドロリとしたボケ味はアンダー気味な露出と相性が良いような気がします。
暮れ時の空が紫色になる時間帯ってレタッチが難しい…明るくすると夕暮れ感が無くなるし彩度を上げると深みが無くなる…
ということで初陣はまずまずの戦果。画角は使いやすいもののAPDのボケが活かせているかといったらなんとも言えないような撮れ高となりました。
六本木周辺
日は変わり訪れたのは六本木周辺。こちらも撮影目的というよりか他の用事のついでなのですがそういう時にもコンパクトだから持ち出せるのがFUJIFILMのカメラの良いところだなと。
ここら辺で見える景色と言えば東京タワーなのですが、56mmという画角だとうまく収めることが(自分の技量では)できなかったので、いつも通り被写体を見つけては撮るといった方式で撮り回ってみました。
56mmの画角、道路を挟んだ向かい側を切り取るのにちょうど良いです。
F1.2だとすぐボケてしまうのでピント合わせにはいつも以上に神経を使います。難しい…
東京タワー、遠景から圧縮するように一部を切り取って撮ればよかったなと後悔しましたがそれは次の機会にするとしましょう。
東京駅・丸の内
六本木フラフラしてたらなぜか丸の内まで来ていたという…何事だ…
というわけで被写体の宝庫・丸の内周辺にて試し撮りはシメとすることに。
上の写真は今回の中でもお気に入りの一枚。ほんとになんでもない一枚なんですけどそういう一枚にこそこのレンズの持つ表現力のすごみをひしひしと感じます。
前回訪れた時とは違う感じに撮ろうと意気込んだらなかなかシャッターを押せなかった。イメトレや下準備の重要性をひしひしと実感した時間となりました。
まとめ
今回撮れた写真を振り返ってみて、普段ならボツになっているであろう一枚もレンズの持つ表現力とボケで撮れ高へと昇華してくれる魔法のような1本だなと思いました。
また、せっかくAPDだし試し撮りだしボケが気持ち良い写真を撮ろうと思ってたものの、ここに載せていない写真も含めると半分くらいがパンフォーカスの写真でした。自分にとって56mmの画角というのは人やモノを主体としたポートレートを撮る画角というより、少し遠くの景色を切り取る画角として使うことの方が多いみたいです。
APDを生かさねばと気負うのではなく、まずは純粋に56mmの画角のレンズとして向き合ってみようかと思います。そしてふとした拍子にその高い表現力に救われるような運用となりそうです。